消費者の深層心理の調査・研究を行い、新しいマーケティング戦略を提案する

日本消費者深層心理研究センター

〒651-2102 兵庫県神戸市西区学園東町6-16-11(本社)
〒657-8501 兵庫県神戸市灘区鶴甲3-11 神戸大学大学院人間発達環境学研究科A302(センター長 研究室) 

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事例紹介

☆センター長が今までに手がけた事例を具体的にご紹介いたします。

お茶を購買する消費者の深層心理が分かりました! 

某飲料メーカー

この飲料メーカーは、お茶を購買する消費者の深層心理を知りたいというニーズを持っていました。そのニーズに応えるため、本事例では、コラージュ法と深層面接(depth interview)を用いました。

 例えば、Aさんは、いつもお茶を買う時に、緑茶やウーロン茶ではなく、麦茶を購入します。理由を聞いても、明確な理由はなく「なんとなく」とのことです。この「なんとなく」とか「なぜだか分からないけれども」という心の働きを、当社では重視します。朝起きた時、「今日はなんとなく悲しい気分だ」とか「今日はなぜだか分からないけれども幸せだ」とか思うことが皆さんもあるかもしれません。この「なんとなく」とか「なぜだか分からないけれども」という気持ちの時に、本人が気づいていない「深層心理」が動いていると考えます。ですので、消費者が「なんとなく」とか「なぜだか分からないけれども」購入してしまう時に、消費者の深層心理が働いているのです。

 消費者の深層心理を探るときに我々がすることの1つは、連想を探る(専門的には拡充法と言います)ということです。Aさんが、麦茶を購入する理由を、「なぜ?」「どうして?」と論理的に聞くのではなく、連想をしてもらうのです。「なぜ?」「どうして?」と論理的に聞いてしまうと、意識レベルで一生懸命に考えることになってしまいます。それでは、深層心理の深みに到達することはできません。そこで、当社では深層心理の深みに到達するために、麦茶に関して、連想してもらうのです。

 例えば、Aさんに麦茶に関して色々連想してもらううちに、小さい頃に亡くなってしまった母親が、麦茶を作ってくれていたという記憶にたどり着きました。Aさんのお母さんは、麦を大きなやかんに入れて、1,2時間煮たてて、それを大きなビンに何本も作って冷蔵庫に入れておいてくれたのです。Aさんは、深層心理のうちに、小さい頃に亡くしてしまった母を懐かしむ思いがあって、その母を連想させる麦茶を無意識のうちに購入していたことに気づいたのでした。    

 このように人が商品を選択する時には、本人が気づいていない深層心理の働きによって動かされている場合が非常に多いのです。

 またBさんは、好んで爽健美茶を飲みます。爽健美茶のイメージを聞くと、「すっきり」「爽やか」という一般的な答えしか返ってきませんでしたが、コラージュを元に連想を聴いていくうちに、Bさんは心の深いところで自分が「汚れている」という自己イメージを持っていることが分かりました。深層心理の中で「健康的」「清純」「清潔」という理想の自己イメージを爽健美茶に投影し、爽健美茶を飲むことで無意識のうちに「汚れている」自己イメージを回復しようとしていていることが伺われました。

商品購買の際の消費者の深層心理の動きが分かりました!

 消費者は一見単純な理由で商品を購買しているように思っていましたが、その背後には複雑な心理が関わっていることが分かりました!

競合他社のビールに対してどのようにマーケティング戦略を立てたらいいのか分かりました!

某ビールメーカー

 このビールメーカーは、競合他社のビールに対抗するためのマーケティング戦略を見出したいというニーズを持っていました。 

 この事例でも、センター長が得意とするコラージュ法と深層面接(depth interview)を用いました。

 当時爆発的に売れていたビールAのロイヤルユーザー15名(頻繁に購入する消費者)とビールBのロイヤルユーザー15名に対して、それぞれ「ビールAのイメージ」と「ビールBのイメージ」をコラージュ法で作成してもらいました。

 ビールAのロイヤルユーザーはビールAのイメージを「快活・元気・みんなでワイワイ」と捉えていたのに対し、ビールBのイメージを「地味・静か・イマイチ」と捉えていました。それに対し、ビールBのロイヤルユーザーはビールAのイメージを「うるさい・ガチャガチャ・元気よすぎ」と捉え、ビールBのイメージでは「温泉・癒やし・リラックス・1人でくつろぐ」というイメージを持っていました。センター長は、コラージュを元にした深層面接(depth interview)の結果、ビールAは外向的な人が好むビール、ビールBは内向的な人が好むビールであることを見出しました。世間的には、外向的な方がよいとされている中で、内向的な人達は努力して外向的になろうとしていることが見てとれました。そこでセンター長が見出したキーワードは「true(ありのままの)」という言葉でした。世の中の3分の1の人は内向的で、その人達はビジネス社会の中では、無理して外向的であろうとしている。そういう人達に向かって、「オフの時には無理しなくていいんだよ」「自分のありのままでいいんだよ」というメッセージをその「true」という言葉に込めたのでした。このキーワードを中心にしてマーケティング戦略を考えていった結果、ビールBのロイヤルユーザーの心を動かすキャッチコピーが出来上がり、ビールBの売り上げが大きく伸びました。

今までにない視点でマーケティング戦略を提案してもらい、目から鱗でした!

ビール毎にロイヤルユーザーの深層心理が異なり、それに合わせたマーケティング戦略が必要だということが分かりました!

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